これでいい
「待ってて」
って言うからずっと待っていた。きっと仕事のスケジュールの様子を見ているんだろうと。
ところが、これがまた連絡なし。
都合がいいと言った火曜日の前日。つまり月曜日に私から確認のメール。
「あの〜、待てって言われてご馳走を目の前にずっと待ってるワンちゃんみたいになってるんですけど。」
「すまない!明日はヨシ!だ。楽しみ。」
ホントにもう〜!と思いながら、
(楽しみ?…珍しい)
シッポをブンブン振って会いに行った。
この日は冷え込んで寒かった。
この前の発言の真意を確かめようと思ったけど止めることにした。聞いて私の望む答えが返ってこなければ落ち込むし、最悪喧嘩になるかもしれない。その話には触れないことに。
私の気持ちをちゃんと伝えようか…?
それも彼に負担感を与えてしまえば、もしかして終わりにしようとなるかもしれない。このままならお互いにいい関係を続けていけるんじゃないか。
せっかく会えるんだ。楽しい時間にしたい。
笑っていよう!
待ち合わせの時間に少し時間があるけど早めに行ってみることに。待ち合わせ場所が外なので寒いところで待ちはキツイなと思ったけど、そういえば前回も早めに行ったら彼は既に来ていた。もしかして、寒くなったから早めに来てくれてる?確かめる意味もあり早めに…居た!
車に乗り、
「早いね⁈」
「寒いなー」
「寒いから早めに来てくれたの?優し〜い!」
「優しいっていうか、寒いからさー」
「ありがとね」
笑ってる。
「シッポぶんぶん振ってるの見えた〜?」
「あー。首環でもつけてやろうか…って、どんなプレイだ?」
楽しい。
ご親戚の結婚式の話を楽しそうに話す。嬉しそうな顔。彼が可愛いがっていた歳の離れた従兄弟だ。私もその子が小さい頃に一度会ったことがある。彼の家に遊びに来ていた子。彼の嬉しそうな顔、話を聞いてると私も嬉しくなる。約束どおり彼が撮ってきたスーツ姿の写真。1人で写ってたらもらうつもりだったけど、ご親戚の集合写真!ちょっと貰えないなー。
食事して、いつもの部屋へ。
寒くて!
シャワーをしても寒くて!
彼が「寒い、寒い!」と言うので触ったらホントに身体が冷たい!
「私があっためてあげる。」
彼の身体に身体を密着。
「おー、あったかい!」
身体をさすったりして、温めているうちに、お互いの息遣いが荒くなる…空気も身体も気持ちもあったまりました。
途中で彼が
「俺も、あなたの○○○○に入れるのいつも楽しみにしてるんだよ」
「ホントに?」
「ホントに」
「嬉しい」
身体だけでも楽しみならいいじゃない。
この前と話が違うぞ?
ま、いっか。
別れ際
「また、近々頼むよ。」
ん?頻繁だと逃げるんじゃないの?
ま、いっか。
「またね」
手をぎゅっと握り合って
「おやすみ」
前回の発言を撤回するような彼の言葉。
世間話も会話が楽しくて。楽しい一夜。
うん、これでいい。こんなのがいい。
こんな日ばかりだといい。
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