コスモスを花束にして

大好きな人。50代も後半に再会しました。過去の記事は一部非公開になっているものもあります。

メール問題

12月の初旬、次の週が出かけやすいけど、彼はこの時期忙しいかなぁ…なんて思いながらメール。

「来週は時間取れる?」

そしたら、

「いいタイミングでメールありがとう!ちょうどメールしようかと思ってたとこ。来週はいつでもいいよ!」

嬉しい返事!

同じこと考えてたのが嬉しくて…正直に嬉しいと言葉にして返信。

私の希望の曜日を伝えて、仕事の都合でいつもより少し早めの時間と待ち合わせ場所もいつもと違う場所を希望。駐車場所のことがあるから何処に居たらいいか教えてほしいとお願いした。

彼の場合、直前に仕事が入る可能性があるから、曜日変更も想定してる。きっと、また暫く放置だな。

と、思ってたけど!思ってたけどね!!

それから1週間!連絡なし!

私は結構気が短い方だと自己分析してる。なんでも予定は早く決めておかないと気がすまないことが多い。だけど彼の仕事を考えると、そうもいかないことは分かっているのでギリギリまで待つのは仕方ないと理解しているつもり。

でもね!でもね!

1週間はないでしょ!私も家族への根回しとかあるんですけど!

“あみん”の♪待つわ♪がテーマソングに(昭和女)

結局、私からまたメール。今回は「待て」も言われていない。

「生きてる?この日が都合悪かったら翌日でもいいんだよ」って。

「おー!ゴメンゴメン!大丈夫だ。お願いします」

「ゴメンじゃなーい!あみん歌い過ぎて悲しくて私が死ぬとこだった!」

「泣くことないさ」

「泣いてなんかいませんよー!怒ってんの!」

「分かる!この歳になって怒られるのは俺くらいらしい」

「分かってなーい!

なんか自分の無力さを感じる。あなたには敵わない。」

等々…しばらくメールのラリーで彼に絡み、彼が

「いや、申し訳ないと思ってます。」

と、殊勝な事をやっと言ったので解放してあげた。まぁ半分は戯れてたかな?


メールって難しいなと最近思う。LINEに慣れたせいなのか。LINEて特に用が無くても挨拶とかスタンプで気持ちを送れるけど、メールは文を書かなきゃだし、終わりがよく分からなくなる。スタンプで「おやすみ」「またね」みたいのが出来ないから、私が送ったメールに彼が無言でフェードアウトすると、「あれ?終わったんかい?」って思い、なんかモヤモヤしてしまうことが多い。

かと言って彼にLINEをしてほしいかというと、そうでもない。頻繁にLINEが来たら私もきっと落ち着かないし、来なきゃ、もっとイライラするかも。既読がつかない!とか。この距離感が丁度いいかも。

でもメール放置はやめてほしいと伝えよう。



彼に会った。

今日の私のテーマはメール問題をどのタイミングで、どう切り出すか。

下手すると彼をカチンとさせて「面倒くさい」で終わる可能性も。んー、タイミングを計る。


いつもの部屋に入り、前回バスルームが寒かったので彼がバスタブに熱いお湯を入れて温かい湯気で温めてくれた。バスタブに入ろうかと思ったら、熱すぎて入れない!入れたら一緒に…と誘うつもりだったけど残念。


ベッドに入り、抱き合ったとき、彼の耳元でゆっくりと囁いてあげた。

「メールの放置はやめてね」と。

「あー、返事を考えてると翌日になったりするんだよ。」

「黙り込まれると、私なんかマズイこと言ったのかな?こうじゃないのかな?って色々考えちゃうじゃん。そうなら、違う!って返して。」

「分かった、分かった。」

「今回、待て!もなかったよ?」

「仕事の様子をギリギリまで見てと思ったからさ。」

「そうなんだろうなと思っているけど、なんか言って。」

「分かった。」


機嫌よく受け止めてもらえたみたい。よかった。実践してね。


帰りのシャワーは大体彼が先に使う。ん?なんかいつもより水の音が派手にする?長い?何やってんだろ?

バスルームを覗いたら1人でバスタブに悠々と浸かってる!もーーー誘ってよー!

時間を置いて丁度いい温度になってる。私も一緒にバスタブへ。向かい合ってお風呂♪

気持ちいいーー!嬉しいーー!冬っていいかも。


帰り仕度をして、口紅をつけようとした時、あることを思い出した。

ソファに座ってテレビを見ている彼の隣に座り、肩をトントン。

「ん?」

「口紅つける前にお願いがある。ギューっと抱きしめてキスして。」

無言でニッコリしてギュー!抱きしめてもらった!キスは軽くチュッ!

あー、そこはディープキスが良かったけど。まぁ、贅沢は言うまい。

「ありがと」

「どうしたんだ?」

「8月に食事したとき、エッチは出来ないけど嫌じゃなかったら抱きしめてって言うつもりだったのに、試そうなんて言われて忘れて帰っちゃった。家に帰って思い出した。」

「なるほど。取り戻したんだな。」

笑われた。



帰り道、

「お風呂気持ち良かったね。」

「うん。」

「またしよ。」


いつもより早く待ち合わせたのと、食事場所までの移動も早かったから、いつもより早い帰途。

「今日まだ早いんだな。まぁ、早く帰れる時は早い方があなたも次動きやすいだろ。」

という彼。

「今日、誰もいないのよ。」

と、家族不在のことを初めて伝える。最初から言ってもいいけど、いかにも私の都合みたいで黙っていた。

(もうちょっと、一緒にいたい)言葉に出来ない。

「いないのかー。」

「うん。」

一瞬、間を置いて、

「あなた買い物ないか?」

「買い物?無いよ?」

「俺、お菓子買いたいんだ。スーパー行きたい。」

!!!

「一緒に行く!」

「うん。」

そう言って、家に続く道と別方向にハンドルを切る。わーい!

何のこともなく、ただ一緒にスーパーに行って彼のお菓子の買い物に一緒について行っただけ。フーン、そういうお菓子が好きなんだ。また一つ発見。

「よし!帰るぞ!」

「うん!」

小さな寄り道。

ありがとう。


「今日の感想とかメールまたくれればいいよ。」

「分かった。メール返信ちょうだいね?」

念押し。

「分かった、分かった!」

笑顔で「おやすみ」が言えました。