スカイレストラン
バレンタインデートの日。
シューズショップに行く車の中で、彼が私に珍しいことを言いました。
「あなた、ハイファイセットの〈スカイレストラン〉って歌知ってるか?」
「〈スカイレストラン〉?知らない。」
「いい歌なんだよ。歌詞がすごく良くて。」
ん?と思ってスマホのミュージックアプリで検索。彼が特定の歌をいいと言うのは珍しいこと。
「あった。これ?」
「うん。歌詞がいいんだ。色んな人がカバーしてるけどな。」
かけてみればいいのかな?とポチッとしようとしたら、
「まぁ、後で聞いてみて。」
あ、今じゃないんだ。⁇⁇
「うん。」?
「歌詞の中に、‘出がけに髪を洗った’ってのがあって、そこは、無理だろー!って感じだけどな。」
「出がけに?無理だよね(笑)私なら1時間はかかるわ。」
なんて会話がありました。
忘れていて、翌日夜に思い出し、聴いてみたけど…?
サビは聴いたことがありましたが、はっきり言って、何故これを聞いてと言われたのか分からず。
なんか泣きそうになる歌詞とメロディー?
何故これを後で聞けと?
とりあえず、聴いたこと、聴いたことがある曲だったこと、いい歌詞とメロディーだということをメールしました。
が、彼から返信はなし。
返信ないのには大分慣れたのでいいけど…? 今ひとつスッキリしない。
また、翌日、もう一度歌詞を聴いてみようと思い、ポチッと…。
あ、あ、あ、あー!分かりました!
1番の歌詞が……
去年のあの夏の終わりの私達、そのもの。
そう、この歌詞みたいに、あの店でサヨナラのつもりだった、のにね。
この歌を聴いて私とのことをリンクしてくれたんだね。
私を思い出してくれたんだね。
こんな風に思い出してくれるなんて、素敵✨
なんて大人の曲。(私達十分過ぎるほど大人でした)
あなた、ありがとう。
彼に理解したことをもう一度メールしました。
仕事中なのに返信くれました。
「あの歌はいい。」って。
私も
「うん、いい。」
と、短く応えました。
♪スカイレストラン
街明かり指でたどるの
夕闇に染まるガラスに
2人して食事に来たけど
誘われた訳は聞かない
懐かしい電話の声に
出がけには髪を洗った
この店でサヨナラすること
分かっていたのに
もしここに彼女が来たって
席を立つつもりはないわ
誰よりもあなたのことは
知っている私でいたい
長いこと会わないうちに
あなたへの恨みも消えた
今だけは彼女を忘れて
私を見つめて
懐かしい電話の声に
出がけには髪を洗った
今だけは彼女を忘れて
私を見つめて
YouTubeさん、お借りしました。
ダウンロードして、ずっとヘビロテしてるこの頃です。
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