コスモスを花束にして

大好きな人。50代も後半に再会しました。過去の記事は一部非公開になっているものもあります。

彼の肩

この夜は、前回心配していた、彼の遅漏もなく。

果てて私を抱きしめるように上に重なった彼に

「少しこのままでいて…」と囁きました。

この時間がとても好きで。

なのに彼はいつも、身体を直ぐに離してしまうので…。

「うん」と言い、ずっと抱きしめてくれてた。

「お土産貰えた」と繋がったまま言ったら

「妊娠しやすいように!」

って更に密着。ぎゅーっと抱きしめて貰えて。

「妊娠したら、また電話するね」

「そうだな。ホントにそうなったら、それはそれで問題だな。」

「学会で発表されるかもよ。閉経後数年のアラ還の女性が妊娠!って。」

「確かに。」


妊娠ネタは、奇跡の遭遇で泣き声の電話にビックリした時の彼が考えたこと。

『妊娠でもしたかと思ったぞー』

と言われたのを思い出したのは記事にした後。

なんか言ってたな、と吹き出しそうになった。


身体を離した後、そんなバカな会話をしながら

「触っていて」という彼の求めに応じて、ずっと触っていたら

なんと!また元気に!!

「なあ!俺すごくないか?」

まさか、まさかの2回目‼️は私の手の中にお土産手渡し。口でお掃除。

私もなんか凄く嬉しくて。いつも私だけ何回も、で。

お互いに「ありがとう」を言いあってベッドを離れました。



帰り道

10連休はお正月の頃から無理だと言われてた。

人が遊ぶ時に忙しくなる仕事。

ホントに忙しいらしく、帰りの車中でも手帳を見てスケジュールの確認。

思わず大きなため息がでた私に

「どうした?」

「お仕事忙しそうで。私の入るスキマがないみたいで。連休もダメなんでしょ?一日もダメなの?」

「俺の仕事は、人が遊ぶ時…」

「わかってる。わかってるけど、寂しくて死んじゃいそう。」

と、ちょっと甘えてみた。すると!

「連休前に会えばいいじゃん。平日は空くから大丈夫だよ。」

……やったーーーー‼️

4月中に会えるってことね?よっしゃーー!


安心して、彼と手を繋いで、彼の肩に頭を…。

彼の肩がとっても気持ちよくて、居心地がよくて、ホッとして。

目をつぶって

「眠い」

「……」なんか返事してくれたけど囁きで聞き取れず、聞き返したけど、やはり聞き取れず。

きっと「寝てろ」と言ってくれたのかな。

「後ろから車来てる?」

「うん」

「ライトで見えるかな?」

「見えたっていいよ。別に。」

見えたっていい。見られたっていい。

そう言ってくれるあなたが好きだよ。



「夢のような時間をありがとう。またな。」

「ありがとう。おやすみなさい。」


私は左へ。彼は右へ。


笑顔で今回も、ありがとう、おやすみ、が言えました。