コスモスを花束にして

大好きな人。50代も後半に再会しました。過去の記事は一部非公開になっているものもあります。

俺様のくせに

平成最後のデートの記録です。


この頃はデートの日になると、終業間際に彼からメールが来るようになりました。

私の仕事が終わりそうな時間を確認するためです。❤️

だから、待ち時間なしでデートに突入。

嬉しいです💕


普段、あまり人を悪く言わない彼が、この日は珍しく

「頭にきた!」と。

仕事で行った先の女性が彼を馬鹿にしたような発言をした、とのこと。

カッチーン!とした彼は、

「俺がバカだからです!もうやめた!この話なかったことに!」

と言って、現場を蹴飛ばして帰って来たそう💦

(あっちゃー!やっちゃったかー💦)

歳をとって、だいぶ丸くなり、ほとんどの事には『俺が合わせりゃいいこと』というようになりましたが、根はプライドが高い俺様気質。

彼を怒らせた女性は地雷を踏んだのでしょう。

「初めてあんな事言う人に会った!なんで俺があの人にあんな言い方されなきゃいけない!?バカバカしい!やってらんない!」

私は、ハイ、ハイ、そうね、うん、うん、それで?どうするの?と話を聞いてました。

内心、そんな愚痴を言ってくれるのが嬉しくもあり。

あまり頭に来てよく眠れなかったそう。あらあら。

車を降りて、食事をオーダーして、待っている時、

「なんか、あなたに話したら気持ちが軽くなったわ。」

と、彼。

「よかった。話ししたほうがいいよ。」と私。

「うん。」

私が役に立っていることが素直に嬉しい瞬間。



そしてお部屋へ。

部屋に入って、私がお風呂の用意を始めたら、彼、部屋を出て行きました。??お気に入りのコンビニのコーヒーを車に取りに行った?

直ぐにコーヒーを片手に戻って来ましたが…

ソファーに座っていた私に

「ん、これ。」

と、やや、ぶっきらぼうに差し出したもの。

…あ、ホワイトデーのリクエスト!?

「すまん!なんか、一目で俺から貰ったって分かるやつだ。俺の好みで選んじゃって、あなたのイメージじゃないわ。」

私のリクエストはキーホルダー。

家の鍵も免許証もスイカもひとつのケースに入れて持っているのですが、それは危機管理上、良くないということがあり、彼にお願いしたもの。

開けた袋の中から出てきたのは、いかにも、彼らしい、皮のゴツめなキーホルダー。

確かに、私の持ち物としては異質で、誰に貰った?みたいな。

でも、そんなこと、関係ない。とにかく彼が私のことを考えて選んでくれた。そのことが何事にも代え難いのです。

それに、『いかにも彼』というものを持てるのが今の私にはたまらなくて。

彼は一生懸命、誰かに貰ったってバレることを気にして謝ってくれてましたが(笑)

嬉しくて言葉にならず。ジーーーン✨✨✨

隣に座っている彼に黙って横から抱きついたら

「なんだ、なんだ💦どうしたんだ💦」

と照れ臭そうに笑う彼。

「嬉しい!ありがとう!」

私もやっと言葉にして言いました。


俺様の癖に照れ屋さん。


愛おしい人💕


落とさないように、忘れないように、バックにしまいました。