落ち着かない心中
あの『パス』されたデートから1週間が経ち、やっとデートにこぎつけました。
楽しみに、楽しみにしていたのですが。
『が』?
いえ。俺様のせいではなく私の危機管理が甘くなっていたせいで少し落ち着かないデートでした。
俺様はこれから書く私の心中は知りません。
みなさんは、彼さんとデートのとき、おウチになんと言って出かけてきますか?
私は夜だと大抵は「飲み会」のことにして出かけます。
実際には俺様は下戸だし、ふたりの間にお酒があることはありません。
私もそれほど強くないし、飲み会でも途中から覚まして帰ることが多いので酔ってなくても疑われることがないと思ってます。
今回も前回キャンセルになった飲み会のテイで話していて、それ自体は何の違和感もなかったのですが。
問題は、その日、同じ日に旦那が「俺も飲み会かも」と言ってきたことです。
行きつけにしていた居酒屋が閉店したとかで、お店を探していたらしいのですが、私に「どこで呑むの?」と聞いてきました。
とっさに「分からない」と答えてました。
まずいのです。
とってもまずいのです。
私が住む街はとても世間が狭い街です。
そしてその世間が狭い街が今は私の勤務先でもあります。
行く居酒屋なんて限られてます。
帰ってきて、行った居酒屋を聞かれたら困ります。
もし、旦那が行った店と被っていたら『嘘』と分かってしまいます。
旦那が行きそうもない店を考えておかなければいけません。
でも、万が一、旦那の一緒に行くお仲間が店を決めたら、私が予想してない店の可能性も。
そうなると狭くて一瞥しただけで店内が見渡せるような店ではないことが必要です。
ここでとっさに「分からない」と答えたことを後悔しました。
せめて、電車で出かける街くらいのことを言っておけば、そこは旦那の行動範囲外なのに。
最初の頃は、出かけるとき、シチュエーションを考えて聞かれたら答えられるように準備してました。
でも聞かれたことがなかったので最近はノープランでした。
私が甘くなっていたのです。
前夜、必死に考えて、シチュエーション作りをして😓
まず男性だけで行かないであろう店を思いつき、あとは呑みに行くという旦那とニアミスにならないよう。
ほぼ定時に勤務先を脱出して待ち合わせ場所へ急ぎました。
いつもより早く来た私に俺様はビックリしてました😅。
「早いな!?早いな!?びっくりしたぞ?」
「早いでしょ。あなたこそ早く来てるのね。」
「俺は歳とったら何でも早め行動になってるんだ😄」
なんとか誰にも会うことなくデートがスタートしました。
「この前は申し訳なかった。」
「いいえ。」
「出先でエンジンがかからないことが2、3回あって焦ったよ。なんとかかかって帰ってきたけど、俺とあなたが行くところって、かからないと困るところだしな。」
「うん。仕方ないって分かっていたけど、がっかりして、しょんぼりして。
いつそうなったの?とか、代車って今日はダメなの?とか言いたかったけど、仕方ないって分かるからメールで言えなくて『ぴーーー😭』だけになっちゃった。』
「ごめん」
「パスなんて言われて。あなたにパスされたら私誰に逢えばいいのよ。パスはやめて。」
「パス、って言ったか?」
「言った。」
「悪かった。」
と、3回謝ってもらいました。
日が長くなって未だ明るい道路を
食事場所へと車を走らせていたとき。
対向車のナンバープレートに目がいき
『◯◯-◯?』
ドッキーーン😨
旦那の車のナンバーに見えました😱
色は同じ。でも車のメーカーマークが違ったような?
もしそうだったら?
私に気づいてたら?
いや。マスクしてたから恐らく大丈夫?
もし気づかれていたとしても
シラをキリとおすしかない!
そう思っても心中穏やかでなく、そのタイミングで俺様が手を繋いできたけど、私はちっともテンションがあがりません。
そのことは帰り道にでも考えればいいのに。
そう分かっているのに。
食事をしても落ち着かない。
俺様にバレンタインのチョコレートを渡して
ちょっとしたプレゼントを渡して
俺様はとても喜んでくれたけど
お風呂に入ってもまだ切り替えられない。
やっと切り替わったのはベッドに入ってからでした。
やっとこの僅かな時間を楽しむことに気持ちが切り替わりました❤️
1ヶ月以上ぶりに逢えた私達。
俺様の
「今回も童貞でした!」←誰ともしてないという意味です。
と言う言葉を聞いて
「どこかにふらふら行きたくならなかった?」
と聞くと
「ならないんだ!」
「出したいとか思わない?」
「思わない!今は出したい!俺、身持ちは堅いから。」
「初めて聞いた(笑)」
「歳とってからだけどな(笑)」
俺様はかかりつけの病院で精力剤について相談したそう😅
「◯◯さんの場合、心臓に不安がありますから勧められないですね、って言われた。先生が半錠で試したことがあるそうだけど、すごかったらしいぞ。日中ずっとそのままだったらしい。」
「心臓が心配だからそんなの飲まなくていいよ。」
「硬い方がよくないか?」
「今で充分。そんな硬くなったものの収まる場所を求めてふらふら出かけられたら困るじゃん。お互いこんな歳なんだからいいよ。」
私が疲れるからほどほどでいいのです🤣
私が俺様の脚をマッサージしながら色んな話。
闘病中の友人の話。
高校時代の先輩の恋話の顛末。
俺様の話と私が知っている話を総合すると、その時の人間関係の構図がはっきりと分かって、なかなか興味深いものがあります。
共通の知り合いが多いのですが、俺様は昔話をあまり好まないので今回は珍しいパターン。
フィニッシュをしたあとは、俺様に身体を引き寄せられて、俺様の身体の上に私の身体がぴったり密着❤️
「気持ちいい〜〜❤️肌がくっついていると気持ちいい。」
俺様はずーっと私の背中を撫で続けていました。
そして、私達の街に戻ってきました。
車を降りるところを見られるわけにはいきません。
キョロキョロと、あたり前後左右を見渡し、誰もいないことを確認して。
我が家へ。
真っ暗。
まだ誰も帰ってなくて、ニャンがひとりでお留守番をしていました。
ニャン、ごめんね。
そんな落ち着かないデートをして翌日、仕事をしていた午前中。
あーーーーーーー!!!
思い出しました!
俺様から頼まれていた書類に小さい字を書くというミッション。
忘れてました😱!
なにか、何か、忘れてるような気がしていたのですが、気持ちが落ち着かないせいだと思っていたのです。
俺様にメールして聞いたら
「帰ってすぐ思い出したよ。まいったな。」
あ。まいるんだ。そうだよね。そのお金は他の人に知られたくないんだよね。
「今日、お茶する?」
って聞いてみたら
即、オッケーの返信がきて、デートの翌日も逢うことができました❤️
名前を書くだけかと思いきや、全部丸投げで全て私が記入することに😅
必要な添付書類を説明して
「天才!天才!」
とお褒めの言葉をいただきました✌️
読めば誰でもできるっちゅーねん🤣
でも私の仕事での知識も役に立ち、ちょっとドヤ顔🤗
約1時間のティータイムを終えての帰り道。
「今日、満月なんだよな。」
と俺様に言われてふたりで見上げた夜空には満月がとても綺麗に輝いていました🌕✨
実際は満月は今日。スノームーンですね。
結局、翌日、旦那からは自分達が行った店を聞かされただけで、私がどこへ行ったかは、今のところ聞かれていません。
すれ違った車がそうだったのかは確かめることはできません。
ただ、私が気の緩みから脇が甘くなっていたのは事実です。
次回からは、シチュエーションの準備も抜かりなくしていこうと改めて思いました。
長くなって文字だらけの記事になってしまいました。
お付き合いくださいましてありがとうございました。
🌸
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。