桃の天然水
デート記事、続けます。
性的な表現があります。不快な方はお戻りください。
好きな人と肌を触れ合うのって、どうして気持ちがいいんだろう。
性欲といえばその通りなんだけど。
人間、動物の本能?
手でも、肩でも、胸でも、ずっと触れていたい。
私の手を自分の身体に導いて、いつも触っていてほしいと言う。
「入れたい」
「早く入れたい」
でも…まだ、キスしてもらってない。。
ハイ、不満2つ目。
私はキスが大好き💋
いっぱいしたい💋💋💋
なのに…彼はキスが少ない。
以前、一度、1回もしないで終わったこともあった。
おねだりしたことも。
だから、尚更、セフレ疑惑が消えない。
これは重大な不満です。というか、私達の関係性に関わる重大事案だと思ってます。
チャンスがあれば、ちゃんと不満に思っていることを言おうと思っているけど、なかなか自然な流れで言うタイミングがなくって。
で、今回は、こんな風に言ってみました。
「入れたい?」
「うん」
「キスしてくれなきゃ入れてあげない」
と囁いてみました。
そしたら…
「そりゃそうだ」
と囁き返し!!!
そして深い💋
『そりゃそうだ』?
ホントにそう思ってるの?
ホントに?
ホントにそう思っているのなら、次回は自発的にしてくれる?
不満は疑問に…。疑り深い私なのです。
彼にとってキスは前戯のひとつ、なのかも。
そして、また、他でsexしてない申告。
そして、また、
「他の奴としようと思わなかったか」
お決まりのセリフ。
もうね、笑うしかないです。
笑いながら
「そんなことあるわけないでしょ!」
「そうか。でも…あなたが他の奴としたら…嫌だな。」
「嫌なの?」
「嫌だ。」
ちょっと真剣に言う彼にキュンとしました。
「私はあなた以外とこんな風になるつもりないし、考えたこともない。あなたでなければ嫌なの。だから、あなただけなの。それでいいですか?」
「いいです」
再び静かに言う彼にキュン。
こんなこと、力説しないと分からないの?
もう聞かないでくれるかな?
途中、ベッドの縁に座って水を飲む私の背中を彼はベッドに横になりながら後ろから撫でてくれる。手が心地よくて。
「気持ちいい」
「ん?」
「手。気持ちいい。」
黙って撫で続けてくれました。
今回の『お土産』は、彼の体調により、私の手の中へ。
「出してもらわないと」と私。
「そうだよな」と彼。
私の手の中の『お土産』を「あなたのお腹に!」と塗られた!
「親に返す!」と言って背中に塗り返してあげた!
「あ〜〜!?かえすなよ〜!」
抱き合って大笑い!!!!
任務完了したので放牧〜〜🐺
変な私達。
帰り道
コンビニの駐車場で次回の予定を確認しようとしてくれて、仕事のスケジュールを書いた手帳を私に見せる彼。
「ほら、ビッシリだけど◯曜日と△曜日は毎週空いてるだろ?」
確かに…って…このページ…6月じゃん…。
5月はもう逢う気ないってこと?
「今決めなくていいけど、都合みてみて。俺コーヒー買ってくる。」
と、コンビニへ入って行きました。
軽くショックを受けながらスマホのカレンダーを見ると…あ、確かに…。
いつも大体3週間置きくらいに逢ってる私達。
3週間後は…6月だった。なんだ。
じゃ、第1週?と、カレンダーの予定表を見ると。
ダメだ…旦那が入院する日だ。
そうすると翌週?…いつ退院するか分からない。
コンビニから戻った彼に
「◯曜日がいいの?」
「うん」
確かに他の曜日は予定がビッシリ書いてあった。
「そうすると…ごめん、しばらく開くかも。」
「あー、全然いいよ」
「この週、旦那が◯◯に入院するから」
「あなたの旦那さんって癌だったっけ?あ、そっか…」忘れてたのね。いいけど。
「それは、しっかりしないと。しっかりしてあげて」
「うん」
「ほら桃の天然水。美味いぞ。」とペットボトルのキャップを開けて差し出してくれました。
冷たくて、ほんのり甘くて、桃の味がして
「美味しい」
「だろ?」
ほら、やっぱり、こうなる。
逢えない。多分4週間後も無理。
そういう事なんだよね。私達の関係って。
家族に不調者がいると、途端に影響を受ける。
変な話、家族が普通で安泰じゃないと成り立たなくなる。
彼の『全然いい』に再び軽くショックを受けました。
あなたは平気なのね?と。
でも、私都合なわけなので、言うわけにもいかず、桃の天然水とともに、飲み込みました。
2人の自宅付近に到着。挨拶の手ギュッをして
車から降りようとするのだけど、なんかバランスがおかしくて、
「アレ?降りれない。」と言ったら
「降りたくないんじゃないのか」と彼。
「そうかも」と笑顔で振り向き笑って
よいしょ、と降りました。
「おやすみなさい」
彼は右へ、私は左へ。
こんなに近くにいるのに…次はいつ逢える?
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