あなたは、あなた。
続けます。
今回も多分暗いです。
ご不快になられる方がいると思います。
ごめんなさい。
入室した私達はお部屋のソファに座りました。
話しは前後しますが
俺様は今回はコンビニで飲み物しか買いませんでした。理由は聞いてません。家で変な時間に食べて来たのか、外で食べたのか。
コンビニに車をとめて、
「買っておいで。俺待ってる。」
降りようとしたのですが、1人でコンビニに入るのが寂しくて
「あなた何も買わなくていいから一緒に来て」
とお願いしたら、ニコッと笑い
「はいよ」と一緒に入りました。
私は食欲はないものの、食べないと余計に負の感情が勝ちそうで。コンビニでおにぎりとパスタサラダを買っていました。
「食べな。あなた食べている間に俺風呂入ってくる。」
「一緒に入らないの?」
とっさにバカなことを言ってしまったものです。
俺様は微笑んだだけで…1人では入りませんでした。
おにぎり一個をやっと食べ、あとは食べれませんでした。
俺様は私の肩を抱き寄せ自分の胸に私の頭を。
そして、頭を押さえて自分の股間の方に。
えっ?まだそんな気持ちには…
と、思ったら
「ちょっと寝ろ」
と。
膝枕をしてくれようと。
そこで俺様の腰に手を巻きつけた形に。
でも、寝れるわけがない。
体を起こした私に
「機嫌治ったか?」
「あなた何も分かってない!私は怒っているんじゃなく悲しいの!」
俺様の膝に横座りに乗り首に手を回して抱きついて
「しばらくこうしていて」
「うん」
「◯ちゃんと出かけないで」
「そこなのか!?…でも、◯ちゃんと変なことしてないぞ。変なことするのはあなたとだけだ。」
どこかで自分の落としどころを見つけなければいけない。
俺様の匂いを吸い込む。
しばらく黙ってそうしていたけど。
私には、もう一つ、今回確かめておきたいことが。
どんな答えが返ってきてもいい。
これを聞かないことには…。
首に手を回したまま、抱きしめてもらったまま、お互いの顔を見ないで、耳元で話しました。
「一つ教えて。あなたにとって、私は何?正直に言っていいよ。sexパートナー?」
「そんな風に考えたことはないな」即答
「じゃ何?ただの友達?」
「それも違う。正直あんまり考えたことはない。あなたはあなただ。他の名前はない。そんな言うと、幼なじみ、とか言うぞ。(笑)おい、50年も前から知ってんだぞ。(笑)」
「…確かに」
「だろ?例えば俺がこの先新しい誰かと知り合って、とか言ったらそこには名前がつくのかもしれないけど。あなたはあなただ。他の名前はない。」
「……」
「あなたは、例えばどんな名前がほしいんだ?」
「…彼女、とか」
「社会的に、彼、彼女はまずいだろ。あなたはあなただ。俺は俺だ。」
また、分からない。
彼氏、彼女、と言っていたのは誰?
やはりピロートーク。
社会的にまずいのは、もともとまずいのだから。
それ以上の言葉を持ち合わせてない私。
俺様が用意したお風呂は自動で止まっている。
「お風呂入るぞっ。」
私の体をたたいて、空気を変えるように立ち上がる。
俺様は浴室に入っていきました。
私も、支度をして後から入りました。
お風呂でいつもどおりになんか出来ない私。
お湯が多くて座れない私を
「俺の足に座れ。」
と自分の足の甲に乗せて子供みたいに。
その後、ベッドへ。
やはり力が入らない私。でも、切り替えたい。
どこかで切り替えたい。
「悲しかったの忘れさせて」
「分かった」
身体は反応します。が。
頭の中を「あなたはあなた。俺は俺。名前はない。」その言葉がぐるぐる回る。
イケない。
いつものパターンでイカない私に、俺様も何かを感じたのかパターンを変えようと。
休憩を提案したのは私でした。
いつもどおり俺様の脇にすっぽりはまり、肩を抱かれ。
そして私から、俺様の胸の上に全身を預けて。
静かに言いました。
これは自然に出た言葉です。
「私はあなたが好きよ」
俺様は優しい声で
「うん」
「嫌いになりたいくらい好きよ」
「うん」
その声はとても優しくて。私を愛おしむようで。
この日、初めて優しい空気が流れました。
「知ってたの?」
「たった今知った」
「えっ!知らなかったの?」
「ウソ、ウソ。(笑)
知ってたよ。好きじゃなきゃ、sexしたり、舐めたり、出来ないだろ?だいたいsexなんて恥ずかしいことばかりなんだから。好きじゃなきゃ出来ないよ。」
「そうね。恥ずかしいところ見られてね。」
「だろ?変なカッコさせられて(笑)世の中には体だけでいい奴もいるらしいけどな」
「体だけの女がいい?」
「そんなのゴメンだね。抱かれたいと思ってもらって、欲しいと思って。そういう気持ちがないと。」
「あなたは私を欲しいと思っている?」
「当たり前だろ!だからこうしてんじゃないか!」
「そっか。知ってたのか。なら、もう、いっか!」
このとき、本当にそう思ったのです。
私の「好き」を受け止めてもらえた。
それでいい。と。
長年、好きという気持ちを押し込めてきた私は、受け止めてもらえたことで、気持ちが少し軽くなったのを感じました。
これは嘘じゃありません。
このときの正直な気持ちでした。
私は
「私にも同じだけのあなたの時間をちょうだい」
と言いました。
「分かった。いいよ。」
行きたいところを聞かれ、希望を言いましたが、問題は、やはり私が休みを取らなきゃいけないこと。2人の都合が合わないのです。私が休みを取る前提での話しとなりました。
その後は私も、いつもどおり、とまではいかないものの…。
割愛しますね。。。
終わって、また
「大好き。ねぇ大好きって言っていい?」
「いいよ」(笑)
「大好き、大好き」
と言ったのですが。この言葉が、自分で非常に軽々しく感じて。こんな風に言うのは違う気がして。上手く言えないのですが。
「あ、なんか変。あんまり何回も言わない方がいいね。」
「そうだな。たまにがいいな。あんまり言うと人情沙汰になるぞ。」
…重いという意味?そうじゃない。
「そんなことにはならないよ。」
「そうか」
と言ってシャワーを浴びに浴室に消えました。
人情沙汰…そんなエネルギーなんて、もう私にはないよ。そんなに若くない。嫌になったらやめるだけ。
帰り道はいつものように手を繋いで帰ってきました。
お出かけプランをコースを提案してくれ
「あそこ行って、あそこ行ってというコースにしよう。」
「うんっ。」
「俺は今月末頃は空くから、あなた休めれば。」
私は月末は休みにくい職場。
「11月でいいよ。」
「11月は俺またバタバタするんだ。」
また、あなたの都合ですか。
私は今回のことで、「仕事が忙しい」は信じないことにしたのよ。
持ち直そうとした気持ちは簡単にくじける。
気持ちが落ちたまま、終着地点。
「今日はありがとう。そしてゴメン。」
「おやすみなさい」
微妙な笑顔でのおやすみでした。
いつも車が出るのを見送って手を振ってくるのですが、待たずに帰ってきました。
翌朝、勤務先でパソコンの顔認証は
『認識できません』
私は誰?昨日と何が違う?
これが全部です。
この気持ちをどうしたらいいのか。
こんなことがあっても、俺様が好きな気持ちは消えません。
私のお願いを無視して女性と出かけたこと。
これは、事実として変えようがありません。
俺様も反省はしてるし、これ以上対処のしようがありません。少し日が経てば気にならなくなるかもしれません。事実、どうでもいい気持ちになってきてる私もいます。
私は何?と聞いたことは、後悔してません。
このタイミングで聞かなければ一生聞かないままだと思うし、聞かない後悔はもうしたくないのです。俺様は多分、私に気を使って彼特有の言い方をしただけです。直言を避けただけだと思います。でも嘘はつかないでくれたと。
これ以上、何をどうすれば、私の気持ちが切り替えられるのか。
何が引っかかってるのか。
何に胸を痛めているのか。
分からないです。
お友達に自分の気持ちの棚卸しを勧めていましたが、出来てません。
ただ、情けないことに、俺様がまだ好きなこと。
まだ繋がりを断つ勇気はないこと。
これだけは分かってます。
執着、だと思います。
いつも翌日には私から俺様にメールしてました。欲しがっているらしいので。でも今回はしませんでした。出来ませんでした。
「昨日はありがとう」なんて。書けません。「ありがとう」と思ってないからです。
私からはメールをしなかった翌日、この記事を書いていたら俺様からメールがきました。
私がメールしなかったからでしょう。
帰宅したこと。体調は?みたいな。
俺様得意の言い回しで気遣っているのでしょう。
メールで、お出かけは月末は休みにくいので、いつか都合があったらお願いします、と伝えました。
いつか…です。
少し離れてみようかなと。
メールをやめてみようかなと。
SNSはあれから見てません。
もう見る気はありません。
この記事を読んだ方、100人いたら100人が、俺様を非難するでしょう。私も非難します。やめなさいと言うでしょう。私もそう思います。
でも、このblogのタイトルどおりです。
もともと、身体の関係ありきで始まった関係。
何も変わることはないのです。
今までどおりを望めば、おそらく続くのです。
多分俺様もそれを望んでいます。多分。
その場しのぎに私を抱きしめて「好きだよ」とでも言えば私の気が済んだかもしれないものを、言わない。
そう今までだって俺様は私を好きだなんて一度も言ってません。
ズルイですか?ズルイですね。
分かってます。
『嫌いになりたいくらい好きな人』
その気持ちは変わってません。
どうなるのか自分を静観します。
無理せずに。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメントしにくい記事だと思います。
吐き出しですので、お気になさらず。
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